活動実績

2025.08.05
関西部会

第4回関西部会

4回目となる関西部会を、大阪デザインセンター様と共催で、2025年6月26日(18時~19時30分)に開催しました。
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今回は、メインテーマを「海外でデザインをどう守る?―世界の意匠と模倣お品対策―」とし、スピーカーとして会員の弁理士田中咲江先生から「日本の画像意匠をめぐる最新情報」を、会員の弁理士石井隆明と弁理士徳永弥生先生から、「各国知財(意匠)情報」を、コクヨ株式会社の知財責任者の弁理士黒田智子様から、「コクヨの模倣対策」についてご講演頂き、「日本の画像意匠をめぐる最新情報」には、スペシャルコメンテーターとして、大阪大学准教授の青木大也先生をお招きして開催しました。

大阪デザインセンターのセミナールームにてハイブリッド形式で開催し、当会の理事も含めてリアルでは約20名、ZOOMでは約50名、計70名での開催となりました。
※企業からの参加は約半数でした。

「日本の画像意匠をめぐる最新情報」では、田中咲江先生から、特許庁の意匠制度小委員会で進行中の議論をご紹介頂き、青木大也先生の他、同じく意匠制度小委のメンバーである、弁護士のバヒスバラン先生、JIPA意匠委員会委員長の野田様、弁理士の松本直子先生からも、今後の見通しや、現在の議論に関する感想をご教示頂きました。

「各国知財(意匠)情報」では、石井から各国の意匠制度を紹介し、キヤノンの相原様よりキヤノン様の模倣品対策例を、徳永先生から外国での商標事件例をご紹介頂きました。

「コクヨの模倣対策」では、コクヨ様での模倣品対策を、実例を交えて、かなり突っ込んだ内容までご紹介頂きました。

何れも参加者の関心を引く内容で、参加者の皆さんも熱心に聴講頂けたと思われ、終了後のアンケートでも好評でした。
一方、1時間30分に3つのテーマを盛り込んだため、各テーマの掘り下げや、質疑応答の時間が十分に取れなかったことについては反省点で、アンケートでも「もっと時間を割いて聞きたかった」との指摘を頂きました。
テーマとしては関心を引くものであったため、今後は第2弾の開催や、アンケートで希望が多かった、デザイン経営、契約関係、国内意匠についての開催を検討したいと考えています。

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(理事の弁理士藤本昇先生からの最後の挨拶)

以上

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