活動実績
第2回関西部会
■関西部会としては2回目の企画となる「「デザイン業務の多様化と法的リスクとその保護戦略」(~画像意匠・空間デザイン・部分意匠等~)」を2024年6月13日(18時~19時45分)に開催しました。
弁理士法人藤本パートナーズの会議室で、ハイブリッド形式で開催し、リアルでは7名、ZOOMでは最大16名(途中退席の方を含む)、計23名での開催となりました。
当協会の会員である石井隆明弁理士の方から、特許庁、日本知的財産協会、弁理士会の共催で本年2月2日に開催された「令和元年改正意匠法施行後の意匠実務と課題」でお話頂いた内容をベースにして、上記のテーマで1時間強発表して頂きました。
発表内容は、改正後に出願・登録された画像意匠、建築物の意匠、内装の意匠の審査例などの紹介、関連意匠制度の利活用、新規性喪失の例外手続の緩和、総括としての意匠戦略についてお話して頂きました。
非類似の登録例、特に画像意匠の登録例については、発表中にどうして登録されているのか、なぜ非類似なのか、などといった突っ込みを入れて頂き、改正経緯や意匠審査基準の改訂経緯なども踏まえて回答するといった場面が多々あり、ざっくばらんで関西ならではの会となりました。
また、お話の後に2名の方から、NFTや仮想空間について国はどのように考えているのか、対策を考えているのか、画像の申請としてコンテンツ、アプリ、ブラウザ、課金システムといった4つの話があり、一括りにはできないのではないか、画像の見た目が近くてもソフトなどが違えば同じと見ないのか、といったご質問を頂き、石井弁理士の方から現状などについて回答して頂きました。
関西部会としては初めてのハイブリッド形式で意匠に特化したテーマではありましたが、皆さんに興味を持って頂け、突っ込みありの関西ならではの会でしたので、実質的な第1回目の活動としてはまずまずだったのではないかと思います。
以上