活動実績

2025.03.03

JADELA・DOO意見交換会開催報告

JADELA・DOO意見交換会開催報告

DOO(日本デザイン団体協議会)のデザイン保護研究会と意見交換会を開催しました。

概要は以下の通りであり、詳細は議事録をご覧下さい。
1.開催概要
              日時:1016日 18002000
              場所:早稲田大学14号館516教室
        懇親会:別会場

2.意見交換会の目的
・デザイナーと法律関係者が互いの仕事を理解し、今後の協業関係に繋げる基礎を作る。
DOOJADELAの活動を理解する。
・お互い「学び合う場」とし、その中で、「デザインと法」が融合することの力を発見する。

3.議事進行
①今日のテーマと流れ 概要説明
DOOの紹介
JADELAの紹介
④ディスカッション
      A・デザイナー実態調査アンケート概要紹介と意見交換
      B・知財化前の創作物保護について
      C・公的コンペの問題について(無償コンペ・著作権の帰属・入札制度)
      D・その他 日頃抱えるデザイン業務の問題などについて

[参加者の感想]
小岩井
 今回のMTGで法律とデザインが身近に感じることができました。言葉は違いますが「互いの領域でのクリエイティブ」がこの先、未来へのコミュニケーションが生まれることの予感を感じました。
 また、互いの課題については会話を積み重ねることで共有し、解決につながると期待したいと思います。

高橋
 デザイナーの皆さんが日頃感じていらっしゃる問題点って、それぞれのお立場で、ホント多様。。。というのが今まで以上に感じられました。それだけに、声になっていない不満や疑問もたくさんあるのでしょうね。それがわからないと、法が何を護ればよいのかも見えてこないわけで、そのあたりを埋めて行けるのが当会の特性なのかも‥と思いました。
 また、今回はデザイナーの皆さんのお話だったので、契約等に対する不満や疑問も「そうなのだろうな・・・」と思えるところ大なのですが、企業や自治体とかの立場から考えると、どうしても「守り」に入らざるを得ないのもわかるわけで、その「守り」がやや過剰防衛になったりすると、お互いのすれ違いが生じるのかもしれない・・・と感じました。

高林
 先日、分科会7でD8発行の創作者証が話題になりました。先日のDOOとJADELAとのセミナーでも創作者証が俎上に上り、デザイナー自身が創作したといった自覚を醸成する制度としての創作者証を添付することは重要であるとの認識は一致したと思っています。今度は、この創作者証が、デザイナーの自覚を促すだけではなく、これによって何等かの権利となる礎になれないかという点が、現在分科会7で検討されていますが、このような徴表等は権利付与に必要ないとか諸説が提示されています。分科会7はメンバーのみで検討していますが、このフェースブックはDOOとのセミナー内容について自由に発言する場と心得ましたので、意見があれば勝手に述べてみてください。ただし、分科会7に反映させるためのものではありませんが。
                                                                    以上

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