活動実績
関西部会レポート
■一般財団法人大阪デザインセンターと共催で、関西部会として初めての企画となる「デザイナーが知っておくべき知的財産―ワイガヤ座談会―」を2023年9月28日(16時~18時)に開催しました。
大阪デザインセンターのセミナールームをお借りして、フリーランスのデザイナーの方を中心に全体で9名の方にご参加頂きました。
■第1部 講演
当協会の理事である弁理士の藤本昇が、「デザイナーと企業の業務契約上の主要ポイント」として、デザイナーが企業と契約する場合の注意点などについて、自身の経験談を含めてざっくばらんにお話ししました。
その後に当協会の会員である弁理士の石井隆明が、「デザイナーが知っておくべき知的財産~不正競争防止法の改正について~」として、2023年6月7日に成立した不正競争防止法の改正内容について、改正に至った経緯などを踏まえてお話ししました。
■第2部 座談会
座談会の口火として、事前に頂いていた「著作権に絡む契約」や「生成AI使用時の問題」などといったご質問について、藤本昇と石井隆明から回答しました。
その後、参加して頂いた全員の方から、日々の業務で困っていることや日々感じていることなどについてお話して頂き、藤本昇と石井隆明からは困りごとへのアドバイス、参加して頂いた皆様からはご自身のお考えや経験談を交えてお話して頂く等、フリーディスカッションを約1時間活発に行いました。
全体としては、デザイナー自身、知財に関して悩みがあること及び当協会としてやるべき事項があることを感じました。
出席者が少ない点をデザインセンターの担当者にヒヤリングすると、フリーランスのデザイナーは日常の仕事に追われ、この種セミナーへの参加人数は少ないとのことでした。
また、インハウスのデザイナーはこの種セミナーへの参加希望はあるものの時間との関係もあるとのことでした。
その後、参加頂いたデザイナーの方々からは、今後の関西部会の活動・イベント開催について叱咤激励を頂きました。
※今後の関西部会活動について
上記を踏まえ、インハウス及びフリーランスのデザイナーが参加するよう興味のあるテーマ選定が必要かと思います。
例えば、具体的な意匠や不競法の係争事件のセミナー等です。
今後関西部会としては、この種紛争事件や成功しているデザイナーの参画等を通じて、デザイナーが関心をもつテーマを次回考えて実行する予定です。
以上