活動実績

2021.07.14
分科会3創作者

分科会3・活動報告 2021年度第3回定例会

日時:2021年7月14日(水)18時~20

場所(開催手段):ZOOMリモート

スピーカー:小林清泰 様(株式会社ケノス代表取締役 デザイナー・一級建築士)

参加者:20人

[概要]

スピーカーの株式会社ケノス 代表取締役 小林清泰様はデザイナーでもあり1級建築士でもある。「ワークマン」の店舗開発を中心にお話し頂き(約1時間)、質疑応答を行った。

最近、チェーンストアー関係の総合的なデザイン・設計に対し「グランドデザイン開発」という言葉を使うようになっている、との提言の後、以下のようなお話しがあった。

・「ワークマン」の店舗開発においては、イメージ面から、ロードサイド店であることから要求される視認性、作業服でも抵抗なく入店できるイメージを作ること、機能面から、多店舗展開に対応できるローコストオペレーション、小面積で多品種を扱うための什器を整えること等に留意した。

・店舗開発がうまくいく要因のなかで大切なのが企業TOPとの意思確認である。またデザイナーが同席することで「感性力の調和、確認」が取れることが重要である。

・これまでは、ワークマンといえば「作業服のお店」というイメージだったが、これからは作業着以外のアイテム(女性や若い方々)を増やしたいとの意向に従い、店舗も明るく白く暖色系の温もりのある空間にしていき、店舗サイン(ロゴ)に関しても今までと同じイメージでは成立しないので、新ロゴやサインなどの提案も行った。

・意匠の創作者が誰かについては、今まで考えていなかった。

(報告作成:峯唯夫)